「米」
山形県は四季の変化が鮮やかで、山間部の冬の豪雪はそのまま山に貯えられ、やがて豊かな湧き水となって水田を潤します。肥沃な土壌に加え、年間・昼夜の温度差が大きく、稲作に最適な条件を備えた適地として広く知られてきました。
2021年9月24日掲載
山形県は四季の変化が鮮やかで、山間部の冬の豪雪はそのまま山に貯えられ、やがて豊かな湧き水となって水田を潤します。肥沃な土壌に加え、年間・昼夜の温度差が大きく、稲作に最適な条件を備えた適地として広く知られてきました。
平成4年秋にデビューした「はえぬき」は、倒伏や病気に負けない強さ、安定した収量と高い品質・食味の良さを兼ね備えた『ユメのコメ』として、10年の歳月をかけて育成された山形県オリジナル品種です。「はえぬき」という名前は、その地で生まれ、その地で育つという意味。その名のとおり、山形の気候風土の中でのびのびと育った「はえぬき」は、県全体の作付面積の6割を占める山形県の主力品種に成長し、今年30周年を迎えます。
「はえぬき」の特長は、味、香り、外観、食感、粘りなど、「お米のおいしさ」を構成するさまざまな要素を高い水準で保持し、バランスが良いこと。お米の粒がしっかりしているため、型崩れせず、ふっくらと炊き上がります。冷めてもその特長は失われることなく、お弁当やおにぎりにも最適。また、年産ごとの品質にバラつきが少なく、いつも変わらぬおいしさを味わうことができます。
平成22年秋にデビューしたトップブランド米「つや姫」は日本一おいしいお米を目指して、稲の観察と選抜、食味試験を繰り返し、育成されました。「つや姫」の特長は、つやのある輝くような白さ、粘りと柔らかさの絶妙なバランス。旨み、香りに優れ、お米そのもののおいしさを堪能できます。
おいしさと安全・安心を追求する「つや姫」は、栽培にこだわり、4つの厳しい基準を設けています。
◆栽培適地
「栽培適地マップ」を定め、気象・地理条件等で選定した「最適地」「適地」(県全体の約10%)で栽培しています。
◆生産者認定
栽培を希望する生産者の栽培条件・栽培実績を判断し、ブランド化戦略推進本部が認定した生産者が栽培しています。
◆特別栽培
栽培基準を有機栽培米等に限定し、安全・安心な栽培体系に取り組んでいます。
◆品質基準
県下全域でタンパク値による品質基準の測定と葉色診断・食味検査を実施し、手希望したものだけを出荷しています。
山形県の新しいブランド米として平成30年秋にデビューした「雪若丸」。しっかりとした粒感と適度な粘りのバランスが、これまでにない新食感です。「雪若丸」は、お寿司、チャーハンなどで実力を発揮、おいしさが際立ちます。また粒立ちがしっかりとしているため、カレーとも相性が抜群で、どんな料理もおいしく引き立てます。ご飯をもりもり食べる子育て世代のご家族をはじめ、たくさんの方々に食べていただきたいお米です。