「ズワイガニ」
ズワイガニといえば、北陸や山陰地方を思い浮かべるかと思いますが、庄内浜でも漁獲されていることを御存じですか? 有名産地に勝るとも劣らない大きさや食味を持ったズワイガニ。2019年には、特に漁師が自信を持ってオススメするズワイガニのトップブランドとして、「庄内北前ガニ」がデビューしました。
2019年11月25日掲載
ズワイガニといえば、北陸や山陰地方を思い浮かべるかと思いますが、庄内浜でも漁獲されていることを御存じですか? 有名産地に勝るとも劣らない大きさや食味を持ったズワイガニ。2019年には、特に漁師が自信を持ってオススメするズワイガニのトップブランドとして、「庄内北前ガニ」がデビューしました。
庄内浜のズワイガニ漁は、北陸や山陰の有名産地より1ヶ月早い10月1日に解禁されます。これは、カニの成長期である脱皮の時期に違いがあるためで、ひと足早くズワイガニを味わえることも特徴のひとつ。また、庄内では漁が解禁となっても、1日のうち網をひく回数を制限し、漁師自らが資源管理に取り組んでいます。
ズワイガニは、主に底びき網漁業で漁獲されます。深夜に出港し、港から30km沖合の漁場で水揚げされると、船上で選別作業を行い、冷たい海水の入った水槽で活きたまま港に運ばれます。港では、重量等による選別を行い、活きが良いものは活魚として競りにかけられ、高価格で取り引きされています。中でも、以下の6つの基準を満たす、選りすぐりのズワイガニは「庄内北前ガニ」として出荷されます。
ズワイガニとして出荷されるのは、オスのズワイガニ。茹でガニやしゃぶしゃぶ等で味わいます。ズワイガニがたっぷりとのった握り寿司等も絶品です。
メスのズワイガニは「メガニ」と呼ばれています。「メガニ」は、小ぶりですが、内子(うちこ)や外子(そとこ)と呼ばれる卵を持っており、卵のプチプチとした食感や濃厚なミソが楽しめる味噌汁がオススメです。