「孟宗」
春の訪れとともに旬を迎える孟宗。早春に九州から出始め、徐々に北上します。そして、5月の連休明けのころから、孟宗竹が群生する最北端でもある庄内地域で最後の旬を迎えます。
2023年4月25日掲載
鶴岡市郊外の湯田川地区は、群生孟宗竹林の北限地とされ、粘土質の土壌や豊かな雪解け水が、白く柔らかい良質な孟宗を育て上げます。
この地区の湯田川温泉は、藤沢周平など多くの文化にも愛された温泉で、各旅館では孟宗尽くしの料理を味わえます。
孟宗は掘った直後からえぐみやアクが強くなるため、調理までの時間が短いほど良いとされております。早朝に収穫された「朝堀り」の孟宗は、あく抜きをせず、下茹でするだでおいしくいただくことができます。
採れたての孟宗を大きく切って、味噌と酒粕仕立てで煮込んだ「孟宗汁」は、庄内地域の代表的な郷土料理として広く親しまれています。
●材料
| ・孟宗筍 | 約1.5kg |
|---|---|
| ・厚揚げ | 1枚 |
| ・しいたけ | 4個 |
| ・ねぎ | 60g |
| ・豚肉薄切り | 200g |
| ・酒粕 | 100g |
| ・みそ | 適量 |
| ・だし汁 | 1500cc |
●作り方
- 孟宗筍、厚揚げ、豚肉を食べやすい大きさに切ります。
- 鍋にだし汁と孟宗筍を入れて火にかけます。
- 沸騰したら豚肉、しいたけ、厚揚げの順に加えてさらに煮込みます。
- 孟宗筍が柔らかくなったら、いったん火を止め、酒粕とみそを溶き入れます。
- 完成です。
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