「促成山菜」
県土の7割を森林に恵まれた山形県では、山菜やきのこを活かした食文化が古くから根付いています。山々が雪に閉ざされる冬の間にも、厳しい寒さの中、一足早い春の味わい「促成山菜」の栽培が行われています。
2022年2月25日掲載
県土の7割を森林に恵まれた山形県では、山菜やきのこを活かした食文化が古くから根付いています。山々が雪に閉ざされる冬の間にも、厳しい寒さの中、一足早い春の味わい「促成山菜」の栽培が行われています。
おいしい山形ホームページ『映像で知る山形の農林水産物』では、山形県の農林水産物の栽培風景や生産者の方々の声とともに、その「おいしさの秘密」を映像でアーカイブしています。おいしく食べる料理方法やコツもあわせてご紹介!(レシピ考案・監修:料理家 菅野由子先生)
ここでは、促成山菜の栽培・出荷までの様子を見てみましょう。しんしんと雪が降り積もる中、手間のかかる作業に取り組む生産者の方々の想いが伝わってきます。
シャキッとした歯ごたえでクセがなく、かるいぬめりが魅力の「うるい」。アクが少ないので、そのまま煮てもおいしく食べられる山菜の一つです。山形県最上地域の促成栽培では、光を遮断することで白さと柔らかさを高めたうるいを生産。「雪うるい」のブランド名で出荷し、生でもおいしく食べられる食材として注目を集めています。
たらの芽は、たらの木の新芽をいい、ほのかな苦味や香りは、春の訪れを感じさせる食材として人気が高く、山菜の王様とも呼ばれています。山形県では早くから促成の「ふかし栽培」を取り入れ、たらの芽の生産量は全国第一位となっています。
おいしい山形ホームページ『映像で知る山形の農林水産物』では、これからもさまざまな農林水産物の魅力を動画でご紹介していきます。「どんなふうに栽培しているの?」「おいしい調理法は?」など、みなさんの疑問や「もっと知りたい」にお応えする映像アーカイブス、ぜひご覧ください!