薄皮丸なす|置賜地域
食卓には欠かせない人気者!
パリッとした食感で浅漬けが絶品
南陽市に住む沖田与太郎氏が、昭和20年代に、新潟のある行商人を通じて種子を入手し、自家で選抜して残したのがきっかけと言われている。最初は沖田氏の名字をとって「沖田なす」とも呼ばれていたらしい。その後、皮が薄いという特性をそのまま表した「薄皮なす」「薄皮丸なす」と呼ばれるようになったという。
一口で食べられる大きさが好まれ、漬けなすとして地元では絶大な人気を誇る。6月下旬から9月末頃までが収穫期で、その間は、地元のスーパーや産地直売所などに、薄皮丸なすが大量に並び、新鮮なものが手に入る。特に一夜漬けは、定番の漬物としてどこの家庭でも作られるものであり、これがないと食卓は物足りない。手軽に美味しく漬ける方法として広口ビンを使った瓶漬がある。