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山形のうまいもの

小野川豆もやし|米沢市小野川地区

小野川温泉の温泉水を利用して栽培
上杉家のつながりで、ルーツは新潟から?

小野川豆もやし

 米沢の冬の風物詩として有名な豆もやしは、長さが24〜27cmもある。山形大学農学部の調査によると、この豆もやしは新潟県の在来系統である「刈羽滝谷」というもやしに近いことがわかった。このことから上杉家のつながりで新潟県から米沢に持ち込まれたのではないか…との説もある。
 栽培方法はユニークで、県内有数の豪雪地帯として有名な米沢市小野川温泉の豊富な温泉水を利用する。毎年11月頃になると、温泉街の近くには作業場が建てられる。中には「室」となる木製の箱を並べ、その下に温泉水を通し一種の温室状態を作る。木箱の底に砂を敷き、一晩浸水した「もやし豆」をまき、さらに上を砂で覆う。コモをかけて室内を30度に保って約一週間、もやしが伸長したところで収穫する。栽培は11〜3月までの冬期間のみ。

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