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山形のうまいもの

民田(みんでん)なす|鶴岡市

種は京から宮大工が持ち来んだ
芭蕉も食べた?ちっちゃい初なすび

民田(みんでん)なす

 昔は民田地区のどの家でも民田なすが作られていたというが、現在は約40戸ほどで作っている。言い伝えでは、300年以上前に、近くの八幡神社の社殿を造る際、京の宮大工が一口なすの種をこの地域に持ち込んだのが始まりと伝えられている。
 また、松尾芭蕉が「おくの細道」の旅の途中に詠んだ「めずらしや山をいで羽の初茄子」の句は、民田なすのことだとか。
 民田なすは、果肉のしまりが良く主に漬物用として出荷され、特に辛子漬けや粕漬けの人気が高い。一方で、種を確保するため、形のいい実を種子用に厳選して育て、手間をかけて自家採種している。
 生産者は民田なすの血統を守るべく、畑の周辺には他のなす類を一切植えないことを心掛け、種の保存に徹している。

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