昭和14年に炭の検査員から寄贈された種子を元に、荒木家のみで代々栽培されてきた。つる無しで、若さやで食べても柔らかくておいしいが、さやごと乾燥させたものを戻して食べることができるのが特長。煮るとさやが透きとおり、中の豆が見えて見た目も美しい。平成21年度にはいんげんの甘煮の加工品が県食品コンクールで最優秀賞を受賞。
さやごと煮て食べられる。
金山町漆野 | |
8月中旬〜9月下旬 | |
乾燥したものは煮豆や昆布巻き、未熟のものはおひたしなど |
やまがた伝統野菜「漆野いんげん」を使ったレシピ
【材料(2人分)】
・漆野いんげん(豆のみ) | 0.4合 |
---|---|
・もち粉 | 100g |
・水 | 60 〜70g |
・砂糖 | 50g |
・醤油 | 小さじ1 |
・漆野いんげん(莢付)の甘煮 | 1/5 |
・食用ほおずき(飾り用) |
【作り方】
- (1)漆野いんげんは一晩水に漬けてもどし、柔らかくなるまで煮て、砂糖、醤 油を加えて餡を練り上げる。
- (2)(1)の一部をミキサーにかけ、ペースト状にする。
- (3)もち粉に水を入れ、耳たぶほどの柔らかさにする(水の量は調整)。
- (4)(3)を団子にし、沸騰したお湯に入れ浮き上がるまで茹でる。
- (5)器に、(2)、(4)、(1)の順にきれいに盛付、最後に莢付の漆野いんげんの煮豆と食用ほおずきを飾って出来上がり。