原木まいたけ|収穫時期:9月
舞い上がるほどおいしい
「原木まいたけ」
味・香り・食感
三拍子そろったキノコ
発見する喜びや、うまさに「舞い上がった」ことに由来する名前そのまま、まいたけは、味・香り・食感ともに優れる。
かつては偶然に見つけるしかなかった珍味だが、栽培技術が進んだおかげで気軽に味わえるようになった。
原木にはミズナラ、コナラなどを玉切りにしたものを利用し、まいたけ種菌を接種して一年以上培養してほだ木を熟成させる。梅雨時に熟成ほだ木を林の中や遮光した土中に伏せこんで土や広葉樹の落ち葉をかぶせる。
そして秋になり、気温が20度を切る頃からまいたけの発生が始まり、一週間ほどで収穫できる。同じほだ木で3〜4年間、毎年秋に収穫できるという。
華やかな香りに魅了される
原木まいたけ
自然に近い状態で栽培するため、温度や湿度管理の方法は時期ごとに違ってくる。天候と相談しながら、日当たりの加減や雨よけ、排水などに対応するといった苦労も多いが「それでも順調に育って、大輪の菊のような立派なきのこになると、苦労が喜びに変わります」と生産者。収穫の時期は一帯が芳香で包まれ、大きなまいたけが並ぶ様子は壮観だ。
まいたけは、ビタミンD、ナイアシン、ビオチンを豊富に含み、低脂肪・低カロリーなことも見逃せない。
和食、洋食、中華など様々な料理に合い、煮ても揚げても炒めても美味しい。
* DATA *
主な産地
最上町・鮭川村・長井市・小国町・鶴岡市・西川町・真室川町・ほか