笹巻き
結びの形の美しさ
保存食としての笹の葉の活用
昔人の知恵
端午の節句の祝い菓子
爽やかに広がる笹の香り
笹の葉には防腐や乾燥防止の役目があるといわれ、昔から保存食や携帯食の包装に使われてきた。
笹巻きは端午の節句を祝う行事食だが、笹の新葉が出る頃にもよく作られる。その形や味わい方に地域性が大きく関わっているのが興味深い。円錐状にした笹の葉に、浸水したもち米を入れ、もう一枚の笹で完全に包み、いぐさで結ぶ。それを熱湯で茹で上げるのだが、庄内の南部地域では灰汁の上澄みを使う。そうすると黄色でプルプルとした食感の、独特の笹巻きになる。
結びひもには、すげ、くぐ、みぬげ、みげなど様々な呼び名がある。
食べ方は、きな粉と砂糖、黒みつなどをまぶして
最上
三角や円すい型
西村山
三角やこぶし(げんこつ)型
東南
村山
三角やこぶし(げんこつ)型
北村山
三角やこぶし(げんこつ)型
北村山
三角やこぶし(げんこつ)型
庄内
平らな三角や円すい型
庄内
平らな三角や円すい型
西置賜
三角やこぶし(げんこつ)型
東南
置賜
三角やこぶし(げんこつ)型