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山形のうまいもの

モクズガニ|イワガニ科|旬:4月、10月〜12月

川からいただく、
秋のごちそう「モクズガニ」

モクズガニ

 川の上流から河口まで広範囲に生息し、ハサミの部分に藻クズのような毛が密生するためこの名が付いたと言われている。別名は川ガニ。最上川・月光川・日向川などの川岸の下流に穴を掘って棲み、昔は手で簡単に獲れたという。今も県内で漁が行われているが、漁獲量が少なく輸送も難しいため、市場にはあまり出回らない貴重な川ガニである。オスとメスはフンドシと呼ばれる腹部の形状やハサミの大きさで見分け、小さいハサミはメスで旨い。
 中国料理の高級食材として知られるチュウゴクモクズガニ(通称:上海蟹)と同属異種。
 モクズガニの食べ方で絶品なのはたたき汁。腹側のフンドシをはずし、エラの部分をとり、殻ごとすり鉢の中で身を叩く。身はザルなどで漉しながら、味噌仕立ての鍋にエキスのみ落としていくと、数秒でフワッとした浮き身が上がってくる。これをすくって食べるのだが、カニの濃厚な香りと凝縮された旨味がたっぷり、忘れられない味だ。

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